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お米農家の工藤さん、養豚家の豊下さん、日本のこめ豚のバイオベット豚舎

国産のお米を含む飼料で育つ「日本のこめ豚」。農家の未来をも照らそうと、進化を続ける最前線を訪ねた

「飼料用米」という言葉をご存じだろうか。これは人が口にする主食用米に対して、動物たちの飼料として使う米のことを指す。この飼料用米を仕上げ期の飼料に配合し、豚を育てているのが秋田県のポークランドグループ。生協パルシステムの組合員にはすっかりおなじみの産直産地だ。2022年の春、この「日本のこめ豚」が進化したと聞き、秋田県を訪ねた。そこで見えてきたのは、これまで以上の「食の自給」に対する危機感だった。

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